過去の未来への扉。

夏への扉

先日引っ越した友人に「欲しい本があったら持って行って」と言われて、思わず選んでしまったのが、ロバート・A・ハインライン夏への扉*1です。言わずと知れた、SF小説界の代表作のひとつ!
まだ10代の頃に読んだのですが、今読み返しても面白いです。恋人と親友に騙されて、30年後の世界に冷凍睡眠で飛ばされた男が、どうこうするうちに大成功をおさめる、という話で、SFが好きな人だけではなく、逆転モノが好きな人にもオススメです。


ちなみに、主人公が冷凍睡眠で目覚めた未来は、西暦2000年。2年も前だ!
その頃には、アメリカの東海岸の大都市は壊滅していて、首都がワシントンから現在のロサンザルスに移動していたり、お手伝いロボットが巷に溢れていたり。
古い作品なので、既に過去の時代が未来的に描かれているのも、楽しみの一つかと思います。
……思えば遠い未来へ来たものですね。