我が家は神道。

旦那さまの蔵書シリーズ(?)パート2。
仏教と神道−どう違うか50のQ&A−*1
……またずいぶんと琴線に触れる本を。


わたしはこれまで無宗教で通して来た人なんですが、「無宗教です」と言う事は、外国だと「自分はモラルの低い人間です」と言っている事になるそうです。
どんな状況でも、「○○の教えを裏切るような生き方はしない」という決意表明が“入信する”という事なのだそうです。
そう外国の方は思っている、という事を日本人は分かっていない。そう意味で、日本人は“宗教音痴”ではないか、と書いてありました。
なるほど。他国との文化の違いは考慮しないといけませんね。


でも、実はもっと驚くべき事実がっ!
神道は、外国人が信仰表明しても氏子とは認められないのですが、日本人なら拒否しても勝手に氏子になっちゃうのです。
無宗教だと思っていたけど、わたしは神道の人間だったのか!


他にも、実は三十三回忌というのは、神道的な考えであるとか、神道の結婚式が行われ始めたのは、大正天皇の成婚の時だとか、仏前の結婚式は、さらに神前をまねて始められたものだとか(出家して妻子を捨てる教えの仏教が結婚式をするのは変らしい)、葬式は本来、どちらでも行わないものだとか(神道で死は穢れ、仏陀は「葬儀より修行」と教えたらしい)、知らない事がたくさん書いてあって、楽しかったです。

*1:仏教と神道−どう違うか50のQ&A− ISBN:410600335X