初めて見た切符。

旦那さまがしばらく泊まり仕事なので、実家に帰る事にしました。
駅で切符を買おうと思ったら、券売機の前に立っていた男性が「スミマセン、札幌まで行くのなら、この切符を買ってもらえませんか? あの、コレ、ちゃんと使える切符ですから。詐欺とかじゃないですから!」と言って来ました。
その切符には「帯広〜札幌(市内)」と書いてあって、値段的には数千円もするもの。札幌市内で降りるまでは、帯広から途中下車しても数日間は有効な切符なのだそうです。そんな切符もあるんですね。
何でも、一緒に帯広に出張するはずだった人が急用で来れなくなり、金券ショップで買った切符なので払い戻しができず、誰かに普通料金で売ろうと思ったのだそうです。
でも、それなら帯広で売る人を探すよなぁ……と思いつつ、「改札で出られなかったら問題になるから、ボクも改札までついていきますから。帯広に出張して、千歳の会社に顔を出して、これから自宅の札幌に帰るんです」という説明に、首をひねりながらも納得して買いました。
というわけで、札幌までの道中、初対面の男性とJRのお話で盛り上がりながら帰ってきましたとさ。新手のナンパではないと思う。多分。