急転。

前日に色々と探してみたのですが、やはりこの年末にいきなり取れるような会場はなく、学生の交通費は金銭に余裕のある人間が折半して、札幌から千歳まで来てもらう事になりました。
部屋を掃除している最中に、本日の客人である船乗りのS君から電話が。
『すみません。1人、PSPを弟にプレゼントするため、来れなくなりました』
「ぐはっ、数量限定販売に並ぶのか〜！」
『で、こっちは猛吹雪なんで、俺もやっぱりJRで行きます〜！』
「ウソ、こっちは雲ひとつない快晴ですよ？」
車で1時間以上離れていると、さすがに天候も違うのですね。快速エアポートなら実は札幌駅から30分くらいなので、確かにJRの方が確実です。
乗る時間を指定したので、3人を到着時間に千歳駅まで出迎えに行きました。しかし、乗っているはずの電車が到着したのに誰も降りて来ない……。
「おーい、今どこにいるんだー？」
『ごめんなさい、各駅停車に乗ってしまいました〜！』
「なぬー！」
次の電車で、2人がご到着。しかし……1人足りません。
それからしばらくして、わたしの携帯から「うえ〜ん、たった今起きました〜！」という泣き声が聞こえてきました。

というわけで、プレイヤーが減ったので、予定を変更してボードゲームを遊ぶ事にしました。遊んだのは、“プエルトリコ”と“大大阪”と“マギ”と“乗車券”です。
プエルトリコを遊んでる途中で、Aさんの友達から電話がかかってきたのですが。
「俺？ 今、千歳」『千歳っ？』「リエさん夫妻のとこでボドゲやってるよ。お前も来る？ つか、来い？」『んー、じゃあ今から出る』「1時間ちょっとくらいだな？」
呼ぶ方も呼ぶ方だが、来る方も来る方だと思ったぞっ。

“プエルトリコ”はちょっとしたマイブームのゲームです。今回、初めて5人で遊んだのですが、人数が多い方が実は早く終わりました。勝利ポイントが初めて不足になりました。人数によって戦略もちょっと変わってくるんですね。やっぱり面白い！
“大大阪”は、サタスペのボードゲーム。本家RPGのサタスペでもシナリオフックとして使えそうなカードイベントをこなす事で、レベルと報酬を手に入れ、他のシマのボスと手を組んだり裏切ったりしながら、最初に報酬を10ポイント揃えた人が勝つゲームです。
これは途中までコツコツ稼いで1位だったのですが、最後にペテンにかけられて惨敗を喫しました〜。残念！
“マギ”はウノによく似たタイプの、グランペールのカードゲームです。モンスターメーカーで有名な九月姫さんのイラストが素敵です。ちょっと違うのは、魔法カード。順番を飛ばして次の人を狙い撃ちする“ショット”が面白かったですね。
“乗車券”は初めて遊んだという人がブッチギリで1位になっていました。
「S君、乗車券が好きだって言ってたよね」
「うん、好き！」
「お前、やっぱり好きなゲームは弱いよな」
「うん、弱い……」
S君はブッチギリのビリでした。敗因は目的地の広げすぎでしたね。

この日、帰りは車で札幌まで送るつもりだったのですが、帰る頃には千歳も大雪に！
結局、翌日まで降り続けて50cmくらい積もったでしょうか……。
とんでもない大渋滞が予想されたので、JRで帰ってもらう事になりました。本当にお疲れさまでした！