無限のファンタジア、逃亡シナリオ。

今年はTRPGを山ほど遊ぼうと思っていたのですが、やっぱりというか、大人の事情というか、ガツガツとは遊べないものですね。
というわけで久しぶりのTRPG、システムは『無限のファンタジア』です。今年はコレばかり遊んでる気がする……。


友達の誕生日祝いの希望を聞いたところ、無限のファンタジアをプレイヤーで遊びたい!」ということでしたので、今回は旦那さまがファンタジア初マスター。
マスタリングの参考にするため、最近発売されたリプレイを読んだらしいのですが、とことん肌に合わなくて、数ページで放り投げたそうな。「伏線などは面白そうなのに、魂が拒絶する」とのこと。読書好きなのにねぇ……。
無限のファンタジアは敷居が低い上に、みんなで盛り上がるための要素が多く用意されたシステムなので、個人的にとてもよいゲームだと思うのですが、そういうオフィシャルなところで萌えとかマニア色を強調されると、人に勧めにくいよなぁ。
……怖いもの見たさで、今度読んでみます。

無限のファンタジア・リプレイ 七色の風をあつめて (Role&Roll Books)

無限のファンタジア・リプレイ 七色の風をあつめて (Role&Roll Books)


さて、今回で無限のファンタジアPCも4人目。
1人目は医術士(ナースウィッチ)、2人目は牙狩人(ハンター)、3人目は邪竜導士(ウロボロス)……。
「次は戦士系にしようかなぁ、ウケ狙いで吟遊詩人かな〜?」と悩んでたはずが、技系の人がいなかったので、忍び(シャドウ)に落ち着きました。
今回おもてなしする友人がドジっ娘好き」なので、本来はドジっ娘属性をつけようと考えていたのですが、生い立ちで能力値を調整していたら、人付き合いが苦手な無口系の孤児に。あれれ?
でも、「お互い好きなのに、片思いだと思い込んでいる」という妙に甘酸っぱい設定がくっついたので、充分おもてなしになった(?)であろう。キャラの年齢は、14歳の少女と22歳の青年で、これまた妙にプラトニック。
最近10代前半のキャラクター作りすぎですね、自分。しかも、無理やりラブをねじりこみすぎ。
ううっ、ほんのり片思いっていう設定は、意味もなく連れ合いになるのに非常に便利な設定なんだよ!(ぶっちゃけ)


今回の旅団は「逃亡者」……つまり、逃げまくるシナリオでした。
いわれのない罪で捕らえられたPCたちが、火災に乗じて牢獄から逃げ延びるという設定。
経験点をもらうための掟の中に、「戦闘中に突破に成功する」というチェック項目がありまして。全員が幸運度判定に成功すると、敵を突破して進むことができるんですね。


「突破成功!」
「突破成功!」
「突破成功! あとは団長だけですね!」
団長「……こ、こういうプレッシャーに弱いだよな。うっ、突破失敗……」
「ダンチョ〜……」


団長「つ、次はまかせとけ! 突破成功!」
「突破失敗!」
「突破失敗!」
「突破失敗!」
団長「お、お前らぁっ!(泣)」


何だろう。この、団長を除く団結力は。


他にも、「休息を取らない」という掟があったりして、いつもは休み休みで余裕をもって遊べたのに、かなりシビアな戦いに!
「掟」が違うだけで、プレイスタイルが全く変わりました。「経験点を多く貰いたい」というプレイヤーの心理をついた、面白いシステムだと思います。
シナリオは、無事に逃げ切れたかと思いきや、自ら厄介ごとを背負い込んでしまったりして、キャンペーン化決定です。まだ逃げ続けることになりそうですね。