密命〜見参!寒月霞斬り

密命〈巻之一〉見参!寒月霞斬り (祥伝社文庫)

密命〈巻之一〉見参!寒月霞斬り (祥伝社文庫)

佐伯さんの密命シリーズの1巻を購入しました。
実はこのシリーズ、読もうか読むまいかずっと悩んでいたのですが、目が悪い私には、ちょっと文字が読みづらかったんですよね。
でも、新装版になったら、非常に文字が読みやすくなってました。
とういわけで、思いきって購入!


何を思いきったかと言いますと、この作家さんはとにかくシリーズが多いし、どれも長い!
今回購入した「密命シリーズ」は、現在18巻まで出ています。
しょっちゅう紹介している「居眠り磐音シリーズ」の最新刊は、26巻。
他にも、まだ手をつけいない「狩りシリーズ」は13巻、「鎌倉河岸捕物控シリーズ」は12巻、「影始末シリーズ」は11巻、「酔いどれ小籐次留書シリーズ」は10巻、「吉原裏同心シリーズ」は9巻、その他もろもろ……。
とにかくどのシリーズも現在進行形で続いているのです。その上、執筆速度が速い!
磐音の時代劇ドラマ化の頃に執筆を一時中断し、休養宣言をしていたのですが、1年もしないうちに新刊が出てるし……。
その創作意欲には、ただただ感心するばかりです。


ちなみに、密命の主人公・金杉惣三郎も、磐音と同じく豊後出身(作者の地元)で、「武士の身でありながら江戸で下働きをし、国のために密かに活躍する」……という共通点があります。
磐音と違うのは、「2人の子持ち、既に妻は他界、任務により脱藩」という点でしょうか。
江戸から子供たちの事を思う惣三郎の心が描かれており、「うちのパパ最強!」な感じに仕上がっております。