闇のイージス1〜5巻

死がふたりを分かつまで」と「JESUS砂塵航路」を読んでいたら、どうしても「闇のイージス」が読みたくなりました。
鉄壁の盾を持つ、護り屋イージス。
第1巻が出たのは私がまだ独身の頃。その直後に結婚、引っ越しと忙しくなり、漫画の大半を処分してしまいましたが、ずっと続きが気になっていました。
10年ぶりに読んでも、やっぱり面白いなぁ。読み切り形式なのも取っつきやすいです。
ギリシャ神話に由来する主人公の「イージス」という名前や、謎の少女アナと喫茶店セイレーン、ゾンビじみたゼロと、どこか幻想的な雰囲気も漂う骨太のアクション漫画です!
少年サンデー時代の「JESUS」と違い、ちょこちょこ女性のヌードが出てくるのも印象的。さすが青年誌……。でも、全くエロではないです。
作者は「JESUS砂塵航路」と同じく、作・七月鏡一先生、画・藤原芳秀先生。藤原先生は「拳児」のからのファンです。カッコエエ……。


とりあえず5巻まで。あらすじを含みます。
ゼロ、ちひろ、そしてイージスの過去が出てくる話は特に面白いと思います。
それ以外では2巻の【夜を駆ける】の爆弾屋が印象的でした。


闇のイージス 1 (ヤングサンデーコミックス)

闇のイージス 1 (ヤングサンデーコミックス)

【イージスの盾】人殺しもいとわない過激なストーカーの前に、イージスが立ちはだかる。
【ゼロの猟犬】某銀行の重要機密を知ってしまったハッカーが、殺し屋ゼロに狙われる。ゼロは、痛覚を感じない不死身のような男だった。
【狙撃手のレクイエム】女弁護士を護るよう依頼してきたのは、名の知れた殺し屋だった。


闇のイージス 2 (ヤングサンデーコミックス)

闇のイージス 2 (ヤングサンデーコミックス)

【夜を駆ける】爆弾屋がイージスを雇う場に守渡刑事が踏み込むが、そこに爆弾屋を雇っていたテログループが襲いかかる。
【砕かれし者】守渡刑事がイージスと再会した時に連れていた少女は、監禁され、麻薬漬けになっていた……。
【灰は灰に】死を装った経済界の主が国外逃亡するまでの間、二人の男を雇った。一人は護り屋イージス、もう一人は殺し屋ゼロ。しかし、依頼人に暗殺者の手を差し向けていたのは……。


闇のイージス 3 (ヤングサンデーコミックス)

闇のイージス 3 (ヤングサンデーコミックス)

【ナイトフォール】旧知の甲斐監察官から、警察内部に巣くう組織「天使」から目撃者の少年を護るよう依頼される。
【仮面の下】学園の敷地内で銃の密売人が殺され、取引されていた銃が何者かに奪われた。銃弾から生徒を護るためにイージスが雇われる。
【ゼロ外伝】重傷の殺し屋ゼロを拾ったのは、まだ幼さの残る女子大生だった。彼女は命を救った礼に、父親の代わりになるよう依頼する。


闇のイージス 4 (ヤングサンデーコミックス)

闇のイージス 4 (ヤングサンデーコミックス)

【幻痛】イージスがまだ警察官だった頃、彼の妻と息子が何者かに狙われる……。
【禁漁区】誤って恋人まで殺した殺人犯を、娘の父親"人狩人"が追う。
【闇の刃】たまたま助けた少女が縁で、謎の組織”天使”と再び接点を持ってしまった来島ちひろ。彼女の闇を払うため、イージスが駆けつける。


闇のイージス 5 (ヤングサンデーコミックス)

闇のイージス 5 (ヤングサンデーコミックス)

【銃爪】姉を殺された少年は殺し屋ゼロから銃を与えられ、心神喪失者として罪を逃れた犯人を襲う。
ソナチネ】戦場でもバイオリンを弾き続けた少年は、引き取られた先で天才バイオリニストとして有名になるが、何者かに命を狙われる。
【復讐の女神】完璧な美を持つモデルに対し、復讐の女神「ネメシス」を名乗る者から殺人予告が届く。