死後の当たり判定。
旦那さまが、ゲリョスを倒しました。リオレオスより弱い竜で、旦那さまは肩透かしを喰らったようでした。
毒を吐くとか、光るとか、死んだふりするとか、色々と情報だけは知っていた旦那さまは、「きっとこれは死んだふりに違いない」と、倒れたゲリョスに、大剣が届くぎりぎりの所から攻撃をしかけました。
ざくっ! ざくっ! ざくっ! ざくっ! ざくっ! ……
「ねぇ、それ本当に死んだふりなの?」
「血が飛び散ってるから、生きてるって事なんじゃないの?」
ざくっ! ざくっ! ざくっ! ざくっ! ざくっ! ……
「これで生きてたら、ゲリョスかなり馬鹿だけど」
「うーん、じゃあ剥いでみる?」
ピロリロン♪
ゴム質の皮を入手しました。
「あ。死んでた」
「……死体にどうして当たり判定があるんだろうね……」
その後も旦那さまは死体を解体できるのではないかと疑い、またゲリョスを倒して、タイムアップぎりぎりまで死体を斬り続けていましたとさ。
結局の所、どうなんでしょうね。