Swimmy

Swimmy
Leo Lionni

赤い小魚の中に黒い魚が一匹。彼の名前はスイミー
ある日、群れは大きな魚に襲われてしまいます。それ以来、怖がって岩場から出ようとしない彼らを助けるために、スイミーは良い作戦を考えました!

透明感のあるイラストがとてもきれいです。幻想的な色合いで覚えている人も多いのではないでしょうか。
小さくて弱い者が知恵をしぼって、みんなで協力して強い敵に立ち向かって行く、という話です。こういうオーソドックスな逆転劇は好きですね。
英語は、総語数以上に手強かったです。でも、雰囲気が良いですね。
海の中なのに、イソギンチャクが“風”に揺れていたり、自分が海の中にいるような気分になれました。


THE 20th Century Children's Book Treasury の中の、YOUNGER 向けの一作。
この本の中では、美しいイラストがいくつも省かれているので、買い直したいと思った一冊です。
邦題は『スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし』です。教科書にも載った谷川俊太郎の名訳!
同じくレオ・レオニ『アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし』も、英語で読んでみたい作品の一つです。