心からガッカリ。本当にガッカリ。

わたしは、5年くらい前に発売されたビーストバインド魔獣の絆というゲームが好きでした。
初めて遊んだ時は、キャラクターシートの中央にドーンと伸びた人間性バロメータと、左右に対比する人と魔のデータを見るだけで、本当にワクワクしたものです。キャラクターイラストも、かりそめの姿と魔の姿を描けるようになっているのが斬新でした。
データは基本的にシンプルですが、絆やエゴの数値によって、キャラクターの生き様が見えるようでした。
絆を結んだ人に対する情や葛藤のロールプレイで“愛”と“罪”をチットとして稼ぎ、稼いだ“愛”を人に分け与え、“罪”を使ってはガッツンガッツン人間性が下がり、ドキドキしながらみんなで物語を作り上げていく感覚が楽しかったのです。


そして先日。
ビーストバインドのセカンドエディション、新約・魔獣の絆が発売されました。


キャラクターシートからは、見るだけでワクワクした人間性バロメータはなくなり、左右に対比した人と魔のデータ欄も、対比的なキャラクターイラストを描く欄もなくなり、見るからに「F.E.A.R.のゲームです!」という感じに変更。
“愛”と“罪”は、ロールプレイでの取得ではなく、「絆(もしくはエゴ)を使う」と宣言する事でデータとして取得し、チットとしてのやりとりは無くなりました。
一度使った絆は“消去”することで、再度ポイントが手に入ります。


…………。マジで?
わたしがビーストバインドの魅力だと思っていた事を、全て省かれてしまったセカンドエディション。
この、期待していた気持ちのやり場はどうしたら良いのですか?
目のやり場に困るようなオープニング漫画によって倍加したこの怒りはどこにぶつければ良いのですか?!
思いのほか、ビーストバインドのビジュアルにしびれていたんだなぁ、自分。
しばらく泣いて暮らしそうです。しくしく。


まあ、そのうち、プレイしてみますよ。うん。多分。