神宮寺三郎シリーズ“新宿中央公園殺人事件”

逆転裁判を遊び終わったら、推理アドベンチャーがもっと遊びたくなってしまったので、旦那さまのゲームボックスを漁って見つけたのが、“探偵神宮寺三郎アーリーコレクション”でした。
寺田克也のハードボイルドなイラストが前から気になっていたシリーズです。旦那さまが「ジサブロー、ジサブロー」と呼ぶので、神宮・寺三郎という名前だと思っていたのですが、神宮寺・三郎だったらしい。だ、騙された。
このアーリーコレクションは、過去の4作品を収録したPSソフトのようです。ホコリをかぶったPSメモリーカードを探し出し、電源オン。デモムービーがカッコ良さにしびれ、期待に胸を膨らませつつ、第1作目“新宿中央公園殺人事件”をスタート!


……っ。…………????
す、スタートさせる事もできずに、挫折。ぐはっ。


方向キーが使えないので旦那さまに泣きつくと、「昔のゲームはセレクトボタンで選んで、スタートボタンで始めるんだよ」との事。
セレクトでセレクト、スタートでスタート。考えてみればしごく当然の話。
最近は、スタートボタンでデモムービーをスキップとか、ゲーム中にメニューを呼び出すとか、そういう使われ方が多いじゃないですか。「昔はちゃんとスタートでスタートしてたんだ!」と、ちょっとした発見でしたね。


気を取り直して、第1作目をスタート。
いきなり、目の前に広がる広場。そして、昔のドラクエのような二等身キャラクター。
「え、コレ、神宮寺三郎なの? こ、このチマっこいのが?!」
頭を殴られたような衝撃。いや、考えてみれば第1作目が発売されたのは、1987年。ファミコンだよ。仕方ないんだよ。そう自分に言い聞かせながら、神宮寺三郎の前にいる女性に声をかけてみました。
『あそんでないで、じむしょに、かえったら』
……しくしく泣きながら、事務所に戻ると、くまの刑事が来ていて、仕事の依頼をしてきます。色々と話を聞いてみる事にしました。
ききこみ→くまの→くまののこと→アリバイ
『ば、ばかもん! わしを うたがって どうするんだ。もう たのまん』
ゲーム オーバー
…………しくしくしくしく。