対交錯事件

癸生川凌介シリーズ、携帯アプリ第5弾“対交錯事件”を遊びました。
i-modeではこれが5作目なのですが、VodafoneEZwebでは“昏い匣の上”が5作目なんですよね。どうしてコレが飛ばされたのか、ちょいと気になる所……。
しかし、箱を“匣”と書くあたり、京極夏彦の“魍魎の匣”を思い起こさせるのですよね。第4弾の“序章がエンディング”というネタも“絡新婦の理”を彷佛とさせるし……。
あ、それが嫌だという訳ではありません。基本的に「パクリ、オマージュ、リスペクトはOK」な人なもので。感銘を受けた事で、良作が増えるのは良い事ですものね。ただ、作者に影響を与えた程の作品は何かを考察するのが好きなのです。


この“対交錯事件”は、ユーザー視点の生王さんと、探偵助手の伊綱さんの視点を切り替えて、それぞれ事件の調査を進めていくゲームになっています。
少々ネタバレになりますが、途中で時間軸がズレたのは、「うまい!」と唸りましたね。なるほど〜〜。
ちょっと気になったのは、最後の選択を間違うと、癸生川探偵がほとんど出てこない事であります。ボタン連打で流してたもので、うっかり1番上の選択肢を選んでしまい、トホホな事に……。
わたしのようなうっかり者は、もう1度ラストをやり直す事をオススメします。こっそり伏線張られてるんですね〜。