仮面幻影殺人事件

B0007L8UAE 探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件
DSの仮面幻影殺人事件、買ってしまいました。「高いよね〜」とか言ってたくせに。だって、携帯アプリ、面白かったんですもの。やっぱり高いとは思いますけど……。あと1,000円くらい安ければ!
しかし、地味なパッケージですよね……。キャラクターイラストで売る気がないのはわかりますが、内容が把握しにくいような。口コミ狙いなのかな〜。


オンラインゲームと現実世界、さらには過去の事件までが絡んでいくという推理ゲームです。
とても面白かったです。
重要な事なのでもう1度言いますが、とても面白かったです。(遊んだ人ならわかる繰り返しネタ)
音楽や効果音、画面の演出がとても良かったですね。キャラクター同士の会話や、周囲を調べた時のコメントなども面白くて、ツンツンとペンでつっ突きまくってました!
最初、キャラクターの絵や言葉遣いが「微妙だな〜」と思っていたのですが、遊んでいくうちにかなり可愛い気がしてきたので、自分でもびっくりです。
ただ、パソコン、オンラインゲーム、チャット、顔文字などがどうもよく判らない、受け付けないって人には敷き居が高いかもしれませんね。
ネットに入り浸っているキャラクターの口調がおかしくて、ちょっと怖かったけど……。“社会性がない怖さ”の演出なのかもな〜。


犯人はわりと序盤のうちに判ると思います。判っていたのに、謎解きを聞くにつれて寒気がしました。ラストシーンも「こわっ?!」という感じ。
癸生川さんが言った言葉……うろ覚えですが、「動機なんてどうでもいい。もし100%完全犯罪が可能な状況になったとしても、殺人をする人はする、しない人はしないんだ」というような事を言ってまして、そうだよな〜と思いました。
そういえば……これに似た言葉、京極夏彦の小説で読んだような。やっぱり影響受けてるんだろうな。
いわゆる“新本格推理小説が好きな人には、特にオススメです!


ちなみに、1回目の評価はBでした。
評価によって、ゲーム終了時に手に入るミニ情報の数が違うらしいのです。というわけで、悔しくて2日連続で遊んでしまいましたよ。
2回目の評価はめでたくA!
なのに、情報ページがまだ2つ空いている! く、くやし〜〜!!
でも、1度目では解明しなかったゲームの送り主が判ったので、ちょっと満足。細々と分岐点があったんだなぁ。
他にもいくつか判らない事があるんですけどね。予測はしてるけど、判明はしていないというか。犯人がどうやって他の人の素性を調べたかとか。遊びこめば出てくるのかな。
そうそう、ゲームが終わってから、オープニングムービーをもう1度見てみると、色々な発見があって面白かったですよ。うう、久我さーん!


癸生川さんが最後に良いトコ取りなので、雰囲気と登場人物に慣れるためにも、携帯アプリで“仮面幻影殺人事件”“海楼館殺人事件”を2作品を遊んでからトライした方が楽しめるかもしれません。
そういえば、ゲーム中に出てくる弥勒院(みろくいん)というライターは、i-modeではまだ対応していない第5話のキャラクターらしいです。ほ〜。はやく対応しないかなぁ。
もちろん、続編もDSで出て欲しいのですが、携帯アプリのシナリオも、思いきって6作まとめてDSで“短編集”として出てくれないかなぁ。思わず買っちゃうな。


しかし、ニンテンドーDSソフトを3本買いましたが、いまだハズレなし!
すごいぞ、DS。タッチペン、おもしろ〜い!