見えない敵?

札幌方面に遊びに行ったのですが、歩道を歩く人の動きがおかしいのです。
いきなり真横に飛び退いたり、手をグルングルン振り回したり、頭をかきむしったり。
変なガスが蔓延してるのか、見えない敵がその辺にいるのかと心配になりましたよ。その見えない敵の正体は、雪虫の大量発生でした。
雪虫とは、羽の生えたトドノネオオワタムシというアブラムシの一種で、初雪の降る前後になると、トドマツからヤチダモという木に飛んで引っ越す習性があるのだそうです。メスは、松ヤニでできた白い綿毛をつけているので、雪虫と呼ばれています。
まぁ、つまり1〜2ミリの小さい羽虫。それが、大量発生。車の窓の外は、見渡すかぎり、虫、虫、虫!!
虫嫌いなワタシでも、雪虫に関しては「風物詩だねぇ」なんて例年ならば思うのですが、そんなレベルじゃないですもの。多分、虫網をひと振りしたら、何十匹も捕獲できそうな勢いで飛んでる小さな虫がいるんですよ!!
しかも、ほとんどがオスなので、可愛いらしくもなんともない。風流ですらない。
ただただ、怖かったです……。