初心者と遊ぶとき。

旦那さまのWindowsに、こそっとチャットソフトを導入。Machintoshの方は、未だ日本語が変換できないんだ〜。なんでだ〜。
さっそく訪れたチャットで、「TRPG初心者が卓にいるとき、どんなシステムを選ぶか」という話になりました。
昔だったらほとんど選択肢がなかったら、「とりあえずD&D(赤箱か青箱)」で、重量計算などあまり考えないで曖昧にやったりしたものですが、さすがに3rd以降のブ厚いD&Dを持ち出して、初心者を置いてけぼりにしないで済む自信は全くないです。むしろ、「え、それを読むの?」って、怒濤の引き潮に乗って帰られるかもしれない。
もちろん、「初心者が遊びたいものを聞く」っていうのが一番なんですが、それで答えられる人は、ある程度TRPGの素養がある人だと思うんですよね。
「遊びたいゲームある?」って聞かれたとしても、それが何たるかすら知らなかった高校生の頃の自分は、おそらく答えられなかったと思う。ただ、友達に「遊びたいゲームがあるんだけど、どう?」って聞かれたから、「いいよ」って言っただけ。
一応、ドラクエみたいなゲームで、ファミコン役を人がやって、紙にキャラクターを作って、みんなでパーティーを組んで、キャラクターになりきりながらサイコロを振って遊ぶゲーム」って説明されたんですが、ドラクエすらよく知らなかったもので。
一番最初に遊んだゲームの内容はほとんど覚えていません。10人以上で1パーティーだったのは覚えてるけど……。当時はマスターも、ルールブックを持ってる人も希少だったんですよね。
何たってルールブックが月々の小遣いよりも高いので、学生に気軽に買えるものではなかったです。お年玉は親に持っていかれたし、バイトは禁止だったし。


──あ。(思いついた)
というわけで、わたしはやはり、値段が安いゲームをオススメしたい。
「面白い」と思ってもらった人に、気軽にルールブックを買ってもらえますからね。ルールを買うと、ハマり度高まると思う。さらに、現在進行形でサポートが続いているものがいいですね。リプレイやシナリオやら。
そうなると、今ならアリアンロッドかな。戦闘終了後のお宝判定は、サイコロを振るだけで楽しいので、満足度が高いです。
もしくは、文庫が復活してるソードワールド。未だにリプレイが続いているのは、脅威ですよね。ルールブックにイメージを固定する絵がついてないのも、わたしの中で評価が高いです。
ただ、わたしが初心者の頃は、ファンタジーというものがよくわからなかった。「チェインメイル、何ソレ。バッソー、何ソレ」って感じ。
ファイナルファンタジーの12が出るとか言ってる時代に、もう「ファンタジーって何?」って人なんていないかもしれませんが、わたしが若かりし頃にも現代日本が舞台のRPGが流行ってたらなぁ、と思わずにいられません。(多分、もっと理解が早かったと思う)
現代が舞台で、安価でサポートがしっかりしてるRPGってないかな〜。ワールド解説は、現実と違うところだけ言えばいいので、楽だと思うんだけどな。どうだろ。


でも、安いRPGが流行ると、高いRPGが売れなくなって、市場が不活発になるという恐れもあるんですよね。
ソードワールドが大流行した後の“冬の時代”を経験している身としては、うすら寒くなります。難しいところですわ。