噂の「ひぐらしのなく頃に」を読んだ。

様々な人から同人ゲームの「ひぐらしのなく頃に」をオススメされたのですが、残念ながら今のうちのパソコンではゲームできるような状況にないので、今更ながら漫画版を読んでみました。


どうやら、「鬼隠し編」から読むのが正しかったようなのですが、前知識がほとんどなかったので、第2弾の「綿流し編」から買ってしまいました。
昭和50年代が舞台なのに、ネコ耳やらメイドのコスプレとか、ドン引きですけども。2巻からはなかなか興味深かったです。
他の2編とは、ちょっと話の雰囲気が違いますが、豹変シーンは一番怖かった……。ヒロインは男前系。


それを踏まえて、次に読んだのは、第一弾のこちら。
これを読んで、はじめて「ひぐらしのなく頃に」がわかった気がします。
同じ設定を元にして、「攻略キャラと選択肢が違う話を、編ごとに分けて書いた」「全編通じて必ず起きてる部分が、最大の謎」ということなんですね。なるほど。
天然系ヒロインが怖いと聞いていましたが、思い込みの激しい主人公の方が怖いがな。


最後にこちら。この作家さんはカラーより白黒の方がいい感じですねぇ。
妹属性ヒロインスキーには、祟殺し編をオススメします。
が、年頃の女の子をバスタオル1枚で連れまわす主人公を、チョイとブン殴ってもいいですか?
最後の災害が、この話のキモっぽい気がします。


怖い怖いと言われていましたが、怖さの点ではそんなでもなかった。
怖い部分の大半は、主人公の思い込み・誤解による悲劇だと思うのですが、多分、それが「誰にでも起こりえること」と気がついた瞬間が「一番怖い」のかも。
3冊まとめて読むと、大雑把な謎については大体わかる感じがします。
推理モノは、「死んだ人、消えた人」の身元が間違いなくキモなのですが、主人公を取り巻くサスペンスを主題にしているので、その辺のソースがあまりない上に、各話でバラバラに出てくるんですよね。後で、書き出してみよう。
それから、祭具殿での足音については、まるで想像もつかない……。これで、オチが超常現象とか妄想とか薬物だったら悲しいけれど、推理モノだからそれはないと信じるヨ!


あと、コンシュマー版のキャラクターデザインは、「怪盗ルソー」の絵の人らしいので、今から楽しみです。できれば、PS2かPSPで出して欲しいな。