今週の相棒。

「わたしとしたことが」うっかりしすぎな右京さん。
うっかりしてなければ10分で番組が終わっていたかもしれません。


というわけで、今週の主役は相棒のおふたりではなかった感じです。
テーマは「連続殺人を犯した犯人が精神鑑定で免罪になり、殺された遺族が精神異常をきたしてその犯人を殺したら――責任は誰にある?」という感じでしょうか。
責任能力があるかないかの線引きって難しいですよね。
番組の中でも言ってましたが、「殺人を犯すような人間は、多かれ少なかれ、まともな精神状態じゃない」のではないかと思います。


連続殺人を犯した犯人は、「悔い改めていた」から、被害者の遺族を心配していたと言ってますが……
殺人犯に「元気を出して欲しい」なんて言われて、殺意を抱かない遺族がいるわけない。元精神科医なんだから、それくらい判るだろうに。被害者の遺族に過剰に親身に接していたのは、「死にたかった、殺されたかった」ためじゃないかなぁと思いました。
自虐的な人は、ある一線を越えると可虐的になりますからね……。表裏一体。
そうだと考えると、やはりエゴの強い犯人だったんだなぁ、と思います。
遺族の方が死んで終わりじゃなくて、本当に良かった。最後まで被害者だったと思うから。生きて、罪を償って、救われて欲しいなぁと思います。


あと、もう一つ蛇足的に気になったのは、新幹線の中で「捜査令状はありますか?」「はい!」という会話。(映像は新幹線のみ)
昔、図書館関係のデータを閲覧した話で、「捜査令状なしで個人情報なんて公開しません」とクレームがつき、その話がまるごと歴史から抹消されてしまったのです。
今回のもその関係での付け足しっぽい気がします。その手が使えるなら、消えた話も復活しないかな〜。