最古のツンデレ。

昔、わたしが在籍していたサークルに、アメリカ人の男性がいました。
日本語ペラペラで、箸も正しく使い、鳳凰という漢字を辞書も見ないでサラサラ書くという、わたしの中ではちょっとした伝説の人だったのですが、結婚してアメリカに帰ってしまったんですよね。
その方が久しぶりに日本に来るということで、一緒に遊ぶことになりました!
ダブルクロスとか、最近の日本っぽいTRPGを」という希望だったので、旦那さまがGMしなれている異能使いを遊ぶことになりました。


アメリカからやってきた英雄の息子。
家族を皆殺しにされた封印の一族の娘。
魔性に落ちた友人を追うエージェント。
封印と魔性を調べる研究員。


なかなか熱い展開になりまして、面白かったです。
数百年前に魔性を封印していた女性が、ラストではめでたく主人公と一緒にアメリカに行っちゃったりしてね。
「日本もあの頃とずいぶん変わっちゃったし、住むところもないからさ。べっ、別にアンタと一緒にいたいから行くわけじゃないからねっ!」
ツンデレだ……」(ぼそ)
最古のツンデレだ……」(ぼそぼそ)
「Oh、ツンデレ知ってマス! Wikipediaで調べました!」
アメリカ人もツンデレ知ってるー!


ゲームはとても面白かったのですが、ちょっと後悔していることが。
自分の4枠PC……変なヤツになりすぎました。
言い訳すると、ゲーマーズ・フィールドに掲載されていたシナリオを使って、指定のアーキタイプを使ったのですが、「生命」の能力者が2人いたんですよ。
同じ属性で同じ性別だと「真名」システムで名前を考える時に大変だろうなと思い、かぶらないように性別をわざと男にしたんですよ!
そしたら、キャラクターシートの運命特徴欄に「天上の美」って書いてありましてね。
そのために、常にキラキラ光っている変なキャラになっちゃいましてね。わたしの中で、「美形の男=変」という間違ったイメージがあるみたいです。
さらに、生い立ち表でわたしの他にも「生き別れの兄弟」を振った人がいまして、しかも年齢も同じで……。
そしたらもう、段々おもしろくなってきちゃって!
生き別れた双子の弟を、影からそっと見守る兄弟愛……というつもりが、
ビデオで弟を盗撮しまくる、単なる変態に。
癒し系キャラだったのに、一回も癒さなかったし。本気でただの変態でした。
本当にいい話だったのです。自分さえいなければっ! いなければ……!
日本の面汚しで、マジすまん。