What's the Time?

多聴多読マガジンVol.3に掲載されていた、オーストラリアの小学校の副読本 Fast Forward の1作品で、時間について解説されています。
「1分は60秒、1時間が60分で……」とか、「365日で太陽の周りを一周する」とか、そういう事が書いてあります。
全体的に簡単な英語なのですが、その中の1文で止まってしまいました。


"It takes the Moon 29.5 days to go all the way around Earth."


そんなに難しい英語じゃありません。「月は29.5日で地球の周りを1周する」という感じの内容です。
でもでも!


「29.5……って、英語で何て読むんだろう?」


いくらなんでも「twenty-nine」や「five」はわかりますが、中間の「.」が出てこない……。
正解は、「point」でした。ポイント。つまり、"twenty-nine point five" です。
日本語と同じく、「点」っていう意味ですよね。言われてみれば納得です。
ちなみに、「小数」は、"Decimal(デシムル)"、「小数点」は "Decimal point" と呼ぶそうです。


私の疑問はここで終わりません。小数が分かったら、次はもちろん分数ですよ!
気になる。気になりますよね?!(そうでもない?)
「29と2分の1だったら、何と読むのか?」
正解は "twenty-nine and a half" だそうです。多分。
これが、「29と5分の2」だったら、"twenty-nine and two fifths" になるそうな。
分数にはちょっと複雑なルールがあるみたいです。


まず、英語独特の「ハーフ」「クォーター」は、有名だと思う。


1/2 = a (one) half
1/4 = a (one) quarter


帯分数の整数と分数の間は "and" で繋ぐ。これも簡単。
そして分数は、「分子→分母の順で読む」「分母は序数(最後にthをつけるアレ)」「分子が2以上の場合、分母が複数形になる」というルールがあるみたいです。


1/3 = a (one) third
2/3 = two thirds
3/5 = three fifths
2 3/4 = two and three quarters


さらにもう1つルールがあって、複雑な分数の場合、つまり分子が分母より大きいとか、3桁を越える分数とかの場合、「分母と分子の間に "over" もしくは "by" を使う」「序数を使わない」のだそうです。

7/5 = seven over (by) five
119/222 = one hundred nineteen over (by) two hundred twenty-two


ちなみに、「分数」は "fraction(フラクション)" と呼ぶそうです。「分母」は "denominator(ディナムネイタ)"、「分子」は "numerator(ニュームレイタ)"。
使わない限り、頭からポロリと抜け落ちると思うけれど。
そのうち、他の算数用語の事も調べてみよう。


英語の児童書を読む度に、こんな事を調べているので、全然“多読”になってません。