英語の習得と多読の有効性。

恐らくこの日記を読んでいる半数かそれ以上の人は、私の英語の読書日記に関しては、「またかよ。うざいわ!」くらいの気持ちではないかとお察します。
ああ、もちろんこの日記を心待ちにしている人がいると仮定した場合ですが。
英語に興味ない人はもちろんの事、英語ペラペラの人も書いている内容の稚拙さに「やれやれ」と肩をすくめる事でしょう。


で、これだけ「英語多読がどうの」「洋書がどうの」と言ってるわりに、私は「たくさん読めばすぐに英語がうまくなる」と思っていないのです。
もちろん、「英語に触れない限り、永遠にできない」とも思っていますが。


英語多読は「単語は文章で触れて覚えよう」と勧められています。
それが一番ですよね、英語に24時間囲まれている人ならば。
でも、やっぱりゼロからそれを実践した場合、死ぬほど時間がかかる!
例えば、英語圏のネイティブ12歳の子供と同じだけ英語に触れるためには、睡眠時間8時間とすると、「16時間×365日×12年」で約7万時間!!
ムリムリ!!


かといって、子供のうちから英語教室に通わせても、実生活で使わない限り、身に付かない事は知ってます。だって、私がそうだし!
あと、日本人の特性として、英語の発音がいい人に対して、逆に「なんか発音が変……」と小馬鹿にする風潮があります。
以前テレビで梅宮辰夫氏が「うちのシャンプーには、ヘア・エン・バディ・ワシと書いてあって身体も洗える」と言った時に、出演者が大爆笑でした。
「ワシって何やねん、ウオッシュやろ!」と。
私は、「梅宮さん、なかなかいい発音だなぁ」と感心したけどな。
どこでも世間の風はそんな感じなので、どんなに英語教室で会話を楽しんだ子供も、中学生になったら、「日本人的発音に逆戻り〜!」ですよ!


というわけで、結局多くの日本人は「やり直し英語」をする羽目になるのです。
楽して英語が出来るようになればそりゃ楽チンですけど、無理だよなぁ。
英語多読をより能率的に活用するためには、やはり英文法と英単語暗記は欠かせないと思っています。
ネイティブと何でもかんでも同じ、っていうのは不可能ですもの。憧れるのはわかるけど!
日本語ネイティブとしては、英語以上に日本語を大切にしないといけませんしね。