「ゆとり」なんて関係ない。

最近のインターネット上では、事件を起こした若い人を「ゆとり世代」と嘲笑するのが流行ってるのか、ちょこちょこ目に入ります。
いくらブラックユーモアとはいえ、ちょっと不愉快ですね。
犯罪や事故に、ゆとり教育は関係ないでしょう。


ゆとり世代」を笑う人たちは、当然詰め込み主義の世代で、もう若くはないけれどインターネットに不自由もしない30代くらいの方なのでしょうか。
つまり、ゆとり世代」の子供たちの親や先生の世代のように思います。
もちろん、私も含まれます。
ゆとり教育を笑うのは、その中でもまだ子供がおらず、教育にも携わっていない中の、ほんの一部の人でしょう。
もし、今の子供たちの親や先生だったら、シャレでも笑えない。


ゆとり世代」と笑われるような事件を起こす若者も、それを「ゆとり世代」と笑う年寄りも、ほんの一部の心ない人間のはず。
インターネットやメディアで目に見えてしまうと、それが多数派だと思いがちですよね。
でもね、インターネットの中の言葉って、意外と少数派の意見なのです。
自分の意見に近い人をわざわざ検索したり、似た趣味の人がリンクで繋がってたり、同じ傷を舐め合ってるだけ。
それは、常々自覚した方がよいと思う。


モラルは、大人がまず守らなければ、子供は従いませんよね。
節度のある大人であるよう、頑張ろう。