神戸在住と巨女。
- 作者: 木村紺
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/23
- メディア: コミック
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私の好きな「神戸在住」の最終巻が出ていました。
アフタヌーン本誌は読んでいないので、「なかなか続刊でないなぁ」と思っていたら、書き下ろし満載だったらしいです。うはー。
10巻は、ボロボロに泣きまくり。
ああ、いい漫画だったなぁ。
盛大に盛り上がるような話ではないけれど、少しずつ少しずつ、神戸という町と人間模様を、時間をかけて繊細に描いた漫画でした。
大震災の傷も、「東京からやってきた主人公」が、友達から聞いた話として、生々しく描いていました。
あの地震からもう13年も経って、「高校生はもう震災を知らない」という話題をTVで見て時の流れを感じてしまったけれど、きっとこういう漫画を読めば、震災の辛さや、人との触れあいの大切さが伝わっていくような気がします。
きっとこれからも何度も読み返すだろうな。
余韻に浸りながら、裏表紙ウラをめくったら、帯に書いてあった小さな告知。
えっ、そんなもんが出てたのかぁ〜!!
……というわけで、買いに走ったのですが……
- 作者: 木村紺
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: コミック
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ええっ、ええええっ?!
き、木村先生っ?!
かいつまんで説明すると、主人公のジョーさんは181cmの超巨大かつ超怪力の女性で、漢気あふれる焼鳥屋の店長さん。
で、ロリロリした彼氏にセクハラ三昧。
……帯にはこう書いてあります。
破廉恥かつ怒濤の毎日!!
その他の登場人物も、犯罪者まがい、いや、癖のある女性揃い。
神戸在住では「ほのぼの系」を描いていた方なので、この壊れっぷりは驚いたなぁ。
「主人公と、その女友達による日常を描いた」という点では一緒なのにね!
なんというか「漫研」っぽい空気を感じる作家さんだったので、きっと「ピュアでいてエキセントリックな人なんだろう」と勝手に想像してはいましたが……
「神戸在住」が木村先生のピュア成分100%なら、「巨女」はエキセントリック成分を凝縮した漫画なのだろうなぁ。
えと。
好きです、こういうカップル。(カミングアウト)