乱雲〜密命・傀儡剣合わせ鏡

密命シリーズ12巻。
今回の主人公は、惣三郎の息子である清之助です。
諸国を武者修行中である清之助は、将軍吉宗の覚えめでたき若武者という事で、密偵の容疑をかけられ、次々と刺客が現れます。
深手を負い、心にも迷いが出るうちに、清之助の前に妖術を操る二人組が現れ……。
正直、チャンバラ世界に妖術とか入ってくると、ちょっぴり冷めてしまう私だったりします。
これが、妖怪モノだったりしたら平気なのに、不思議なものです。


サイドストーリーとして、石見道場の剣客・棟方さんがもうすぐ武家の婿養子となるのですが、「許婚」と称する女性が押しかけて騒動になります。
こっ、これは、胸キュンのラブコメストーリー勃発か?
と思いきや、そんな甘酸っぱい展開はなく、いつも通りチャンチャンバラバラで片が付きました。
べっ、別にガッカリなんかしてないんだからね!!