魔女の隠れ里―名探偵夢水清志郎事件ノート4

夢水清志郎シリーズ第4弾です。
『予告殺人』……ならぬ、『予告傷害』のお話です。でも、実は過去に殺人が絡んでいるお話でした。
子供向けの本で発売された時は、「そちらの事件の真実は読者の想像に任せる」という手法を取っていたようで、作者のWebサイトで発表されていた文章が、文庫では収録されています。
子供の頃に読んだ人が、改めて読んでみて「あ、そういうことだったのか!」と思えると楽しいですね〜。
普段はダメな大人の見本である夢水探偵ではありますが、誰よりも子供たちを大切にしていて、心が温かくなります。
あ、それから、三つ子ちゃんの母上の小ネタが面白かった!
おっとりしてる天然ママのようでいて、夢水さんをうまくコキ使うのが天才的にうまいですね〜。飴とムチ!
あのような素敵な女性になりたいものです。


なお、こちらも大人であれば、さっくり1時間くらいで読める本です。
私は休憩時間に一章ずつ(5分前後)細切れで読んだので、一日保たせましたけどね!