テラオ、電波の城、ピースメーカー。

テラオ The next generation machine 1巻 (BEAM COMIX)

テラオ The next generation machine 1巻 (BEAM COMIX)

わーい、ファミ通で連載中の『テラオ』の1巻を、ようやく手に入れました。
ふっ……コンビニに入らない漫画は、なかなか買えないのだよ。
近藤るるる先生の漫画は、今作の『テラオ』がすごくお気に入りのため初購入です。


主人公の石原先生(ファミ通漫画ですから、当然ゲーム好き)は、週に一便しか船のない離島の奥地にある分校の小学校に就任します。
そこには、「テラオくん」(表紙の彼)という次世代試作機が……。
その彼“で”起動したゲームは、微妙に現実世界に影響を及ぼしている……ような??
というお話です。


数々のゲームが元ネタになっていて、ゲーム好きならニヤリとするシーンがいっぱいですよ〜。
1巻では、『モンスターハンターポータブル2ndG』ストリートファイターIVが起動されています。
他にも、前の学校の校長先生の顔がにわかゲーマーの私程度では、気がついていないネタがいっぱいありそう。
とりあえず、「テラオ……テラ……メガ……次世代機……なんてこった……まだ新ハード作る気満々だったのか!!」という石原先生のセリフで、どこのメーカーを指しているのかすぐわかった人は、おおむねこの漫画の射程範囲だと思います。


とまあ、ゲームの小ネタもおもしろいのですが、先生と生徒のほのぼのした交流も良いですし、元ゲーム雑誌の副編集で現在は女医の蓮沼さん(前作から引き続き登場)と石原先生のラブコメも良いです。
あのお兄ちゃん激ラブだった蓮沼さんが、石原先生の言動に一喜一怒(一憂ではない)している姿が何とも新鮮だなぁ。
ま、ま、今後も楽しみな漫画です。


電波の城 9 (ビッグコミックス)

電波の城 9 (ビッグコミックス)

細野不二彦先生の新刊、電波の城9巻。
不定期連載なのに、もう9巻か……早いなぁ。
謎に包まれていた主人公の過去が、少しずつ明らかになってきています。あの複雑な性格を併せ持つからには、よほど複雑な家庭だったのだろうと思ってはいましたが、痛い、痛いわぁ。
物語の節目には報道レポートっぽい回想録がモノローグとして挟まれていて、明らかに細野先生はバッドエンドフラグを立てまくり。
不幸な設定でバッドエンドなんて単なる悪夢的なもので、素人でもなんぼでも作れますもんね。むしろ、ここから一発逆転ハッピーエンドにしてほしいなぁ。


PEACE MAKER 4 (ヤングジャンプコミックス)

PEACE MAKER 4 (ヤングジャンプコミックス)

ハードアクション西部劇、4巻。
皆川亮二先生の漫画でありますからして、西部劇なのに謎の組織やら謎の力やら出まくりです。楽しいです。
今回は主人公の影が薄く、主人公のライバルであり仲間でもあるビートが主役です。彼もなかなか凄惨な過去を背負ってますな。
無関係に思えていた人たちが、実は一つの見えない糸で繋がっていた、という設定はとても好きです。
ただ、個人的には、もうちょっとガンアクションが見たかったかも。