お花を持って、お見舞いに。

祖母が尾てい骨を骨折して入院し、もう1ヶ月。
旦那さまのお仕事と私の体調の都合で、遅くなってしまいましたが、ようやくお見舞いに行くことができました。


私の顔を見ると、開口一番デブデブ言われました。
言わんでもわかってるよ!
本人が一番気にしてるんだよ!!
ホルモン原因だからなかなか体重減らないんだよ婆ちゃん!!!


心に深いダメージを追いつつ会話してみると、祖母は何だか急激にボケが進んじゃってる模様。
甥っこが、小学一年生にして何らかの胆振地区代表選手になったとか。(札幌は胆振地区じゃないよ、婆ちゃん)
その辺のものを指さして、妹の発明だと自慢したりとか。(カーテンはもっと昔からあるよ、婆ちゃん)
タクシーに乗って街に遊びに行くんだとウキウキしてたりとか。(まだ治ってないよ、婆ちゃん)
最近のテレビは進化してるねぇと頭かしげたりとか。(お金が必要なんだよ、婆ちゃん)



はぁ……
年齢が年齢だけに仕方ないけれど……
骨折すると、一気にボケ進むって本当だったんだねぇ……
切ない。
うちの実家は玄関先に急な階段があり、家の中も段差だらけなので、家に帰ってくるのすら難しいだろうなぁ。


お見舞いに持っていったお花も、看護婦さんから「申し訳ありませんが、持って帰ってください」と一蹴。
緑膿菌が肺に入って肺炎を引き起こす原因となるのだそうです。
し、知らなかった……。
というわけで、ちょうど祖母の様子を見に来た母にお花はプレゼントすることにしました。


母から他の家族の様子を聞くと、父は「最後にいらんのが残ったな。××病院に入れるか」とか言ってる様子。
××病院というのは、私の父方の祖父と母方の祖母が入院した際に痛みで暴れると拘束具でベッドに縛り付け、投与した薬の副作用で病状が悪化し、あっという間に帰らぬ人となったという、父母の実家の近くにある超恐ろしい病院です。


父ちゃん……
ブラックジョークにも限度ってものが……
っていうか、うちの父の場合ジョークじゃない可能性も……
……聞かなかったことにしよう……。