ちんぷんかん
- 作者: 畠中恵
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 文庫
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「鬼と小鬼」
病弱な若旦那、火事の煙に巻かれて、とうとう三途の川へ。
「ちんぷんかん」
妖退治で高名な僧の弟子となった小坊主が妖怪に出くわすお話。
「男ぶり」
色々と訳ありな若旦那の両親が結婚することになった理由。
「今昔」
若旦那の異母兄である松之助の縁談相手と、陰陽師のお話。
「はるがいくよ」
桜の花びらと、短い命のお話。
短編集ではありますが、その中でもちょっとずつお話が進んでいるんですね。
相変わらず若旦那は死にかけたり、寝込んだりしていて、それが彼にとっても歯がゆいみたいですが。
いつか若旦那がお嫁さんをもらって、子供が生まれてくるまで、こんなドタバタが続くんだろうな。
……いや、覚醒遺伝で異様に妖力の強い子供が生まれて、余計にドタバタということも十分にあり得る……。