このミステリーがすごい!
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2009/12/10
- メディア: 単行本
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表紙のニャームズに誘われた形となりました。ニャームズかわいいよ、ニャームズ。
ざっと見た感じ、推理小説以外のホラーなどもランキングにまじっているようで、人によってかなり好き嫌いがありそう。
このミス大賞受賞者などの短編も掲載されており、「この人の名前、最近よく見るけれど、どんな話を書くのかなー」と知るにもいいかもしれません。
以下、短編小説のメモ。
映画やドラマと映像化された『チーム・バチスタの栄光』の海堂尊氏『四兆七千億分の一の憂鬱』46ページ。桜宮警察署の加納警視正と玉村警部補のコンビ(ナイチンゲールの沈黙以降に登場)がメインで、シリーズ主人公の田口公平もゲストでちょろっと。DNA鑑定にまつわるミステリー。
ドラマ「相棒」のスピンオフ小説『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』が映画化されたハセベバクシンオー氏『ミライ』16ページ。岡崎二郎氏の日常SF漫画みたいな、ちょっと不思議なお話。
『屋上ミサイル』でこのミス大賞を受賞した山下貴光氏『コンビニの王』30ページ。コンビニ立てこもり事件の真相。
WEBマガジン『腹藝春秋』編集長のかくたかひろ氏『警部補・山倉浩一 あれだけの事件簿』3ページ(アンソロジー『奇想天外のミステリー』より)。ミステリーを茶化したショートショート。
ランキング、書評、出版物リスト、著者近況、座談会、短編小説等々が掲載されて500円は、確かに安いと思います。
個人的には、選者の本音が見え隠れする座談会と、山下貴光氏の短編が面白かったですね。