小説・極限脱出〜9時間9人9の扉〜

極限脱出 9時間9人9の扉 オルタナ(上) (講談社BOX)

極限脱出 9時間9人9の扉 オルタナ(上) (講談社BOX)

極限脱出 9時間9人9の扉 オルタナ(下) (講談社BOX)

極限脱出 9時間9人9の扉 オルタナ(下) (講談社BOX)

去年発売された脱出アドベンチャーゲームのノベライズです。
ちょっと読んではみたいのですが……買うのを躊躇しています。
下巻も会わせたら、約3千円ですもの。文庫なら4〜6冊は買えちゃうよー。


果たして、それだけの価値があのゲームにあったかというと、悩むところなんですよ。
だって、本格推理のフリして引っ張っておいて、最後の最後でファンタジー突っ込んで伏線拾いきってなくて……。
インタビュー記事でも「本格ミステリーが好きな人には許せないかもしれませんし、メタフィクションが好きな人にはアリだと気に入っていただけると思います」と言いきってるので、つまり一時流行してた『ひぐらしのなく頃に』風のゲームが作りたかったのね、って感じです。
あれも結果がわかった途端に本格ファンはサーッといなくなりましたからねー。
非現実的に見えることを非現実な理論で終わらせたら、理論で引っ張った意味ねーじゃん!


メフィスト賞作家と今まで相性が良くないので、そこにも不安もあったりするのです。それは黒田さんのせいではないですが。
お試しで買うには高すぎる講談社BOXが悪いのです。
図書館にもなかなか入らないし!
ゲームの納得できなかった部分を下巻で全て解消していたら、買うかもしれません。
amazonさんに一件もレビューが上がってこないので、どうにも判断できないわけで……。


というわけで、はてなキーワードも活用して調査するための備忘録日記でありました。


極限脱出 9時間9人9の扉

極限脱出 9時間9人9の扉

女性は本格ミステリーファンが多くて、こういうゲームも好きな人が多く、パッケージも女性好みに作られているのに、女の反感を買う微エロ描写がわりと多いので罪なゲームだと思います……。