屋上ミサイル
- 作者: 山下貴光
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2009/01/10
- メディア: 単行本
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日本が核ミサイルや生物兵器により滅亡するかもしれないというニュースが流れる中、屋上に集まる高校生たち。
あのようなテロ行為があり得ないと思うほど楽観主義ではないけれど、目の当たりにした物騒なモノに対する高校生のズレた反応には違和感がありました。どうにも物事の考え方が高校生っぽくないし。
あと、偶然に偶然が重なっていく展開にも違和感。そこまで重なるならば、もっとなにがしらの必然が欲しかったなぁ。
それでも、序盤のキザっぽい文章を乗り切ればサクサク読めて、屋上部の続きがあったら面白そう、と思うだけの魅力はありました。
殺し屋を生瀬勝久さんが演じたら面白そうだな、なんてことまで思っちゃいました。
ただ、『ミステリー大賞受賞作』って言われると、「ん?」って思っちゃうかな。
推理小説というよりは、青春ドラマっぽい。
個人的にこの人、警察ものを書かせたら化ける気がする。
このミス2010に掲載されていた短編はすごく好みでした。
屋上ミサイルの国重、警察官にならないかなぁ。あと沢木も。
警察キライみたいだけどさ、見所あるよ!
力の国重、技の沢木。ひゅーひゅー。
屋上ミサイル (上) (宝島社文庫) (宝島社文庫 C や 2-1)
- 作者: 山下貴光
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2010/02/05
- メディア: 文庫
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屋上ミサイル (下) (宝島社文庫) (宝島社文庫 C や 2-2)
- 作者: 山下貴光
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2010/02/05
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『チーム・バチスタの栄光』の時も思ったけれど、分冊にするほどの量かなぁ。