死がふたりを分かつまで1・2

名作『スプリガン』の原作者として、たかしげ宙さんの名を知っていましたが、最新刊の帯で七月鏡一藤原芳秀ジーザス』『イージス』シリーズとクロスオーバー中という事を知り、鼻息荒く購入してしまいました。
ジーザス出てくるのは当分先ですが!


盲目の日本刀使いと予知能力者の少女が出会う、活劇漫画でした。
日本刀で銃弾をはじき飛ばすし、鉄だろうがコンクリートだろうが一刀両断です。かっちょえー。
「現代版座頭一」という評がありましたが、なるほど。現代というよりは、もうちょっと未来の技術が使われている印象です。
表紙の印象もあいまって、トーキョーN◎VAが遊びたくなりますよ。


2巻になると新キャラが増え、ストーリー的にも少しずつ設定がわかってきて面白いです。
たかしげさんは軍隊、というかチーム戦を描かせるとやはり上手いですねー。
2巻の最後には主人公がヒロインの関係(予知)が明かされるのですが、これがラブコメだとイヤだなーというのが正直な感想。年齢的に少女の親世代なので。
心を閉ざした荒事屋と優しい少女、という組み合わせはときめくのですが!
荒事屋といいつつ、安易に人を殺さないところも好きだったりします。不器用ですがいいヤツだなぁ。きゅーん。