ドリームバスター3

ドリームバスター〈3〉

ドリームバスター〈3〉

異世界現代日本が交錯する、宮部みゆきのSFファンタジー、三巻目。
一巻、二巻に出てきたD・Pが再登場。ファンタジー世界をかいま見た現代人の言動がリアルでした。
それからテーラ側には、引退したD・Bパーカーの姪、カーリンが登場。明るくて逞しい彼女が、今後どのように物語に絡んでくるのか楽しみです。
二巻で引っ張ったモズミの話の結末はとても切なかったです。タカシのその後も知りたい気がします。
そして、最後の時間鉱山の話は、思いっきり「次巻に続く」ので、これから読む人は先に四巻を手元に置いてから読む始めることをオススメします。


以下、備忘録のあらすじ。ネタバレを含むので注意。
【赤いドレスの女】シェンに助けられた理恵子は、赤いドレスの女の幻を見るようになる。全て幻想だったのかと不安になるが、やはりシェンに救われた主婦、道子と出会う。
【モズミの決算】義父から虐待されていたタカシに同情した殺人鬼モズミは、彼を救うためにタカシの母へと乗り移り、最後の手段を選ぶ。
【時間鉱山 Part1】マッキーを連れ帰るため、時間鉱山へと赴くシェンたち。しかしそこで、交通事故で生死の境をさまようヒロムと、練炭自殺を企てたユキオとキエの3人と出会う。


ドリームバスター 3 (トクマ・ノベルズEdge)

ドリームバスター 3 (トクマ・ノベルズEdge)

トクマ・ノベルズ版。