ドリームバスター4

ドリームバスター〈4〉

ドリームバスター〈4〉

異世界現代日本が交錯する、宮部みゆきSFファンタジー、四巻目。
丸々一冊、時間鉱山のエピソードの続きです。
「死」を願うことに対してのささやかな同情と、大きな憤りを感じる一冊でした。
「気持ちは理解しないでもないが、それを選んではいけないよ」と。
救いを求める意味でも、マッキーとユキオには再登場して欲しいなぁ……。
シェンの母も登場し、今後の大波乱の予感がひしひしと。
2007年に四巻が出版されて、もう三年。もしかして、ちょうど続刊が期待できる頃かしら。宮部さん、続きが気になります!


以下、備忘録のあらすじ。ネタバレを含むので注意。
【時間鉱山 Part2】行方不明だったマッキーとも再会できたシェンは、ヒロムたちを生還させるために力を合わせる。しかし、出口間際でシェンの前に現れたのは、赤いドレスの女だった。
【エピローグ−帰還−】生きる事を選んだ者、そして――戻らなかった者。


4巻はまだトクマ・ノベルズ版は出てないみたいですね。