紳士のためのエステ入門
- 作者: 天野頌子
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2008/05/10
- メディア: 新書
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今回は被害者の幽霊に感服するお話ばかりでした。死ぬには惜しい人材ばかりです。『魚座の男』に出てくる少年霊には泣かされそうになりました。
普段はミステリーというより人情ものなのですが、表題作はなかなかロジックな犯人当て。
惜しむらくは、間取りが解るような絵が欲しかったということかな。
坂田さんの絵は結構好きなのですが、さすがにザックリしすぎな気がするなぁ。
以下ネタバレ含む備忘録。
【魚座の男】母のヒモに殺された少年が、母の安否を心配して柏木警部補に助けを求める。
【紳士のためのエステ入門】美人エステティシャンが営業中に殺され、伊集院警部補が容疑者のひとりとなってしまう!
【恐妻家は嘘をつけない】ベランダから転落死した妻の霊は、めまいで落ちたと自己申告するが、その実態は違っていた。
やっぱり、ミステリー好きとしては、『紳士のための〜』の挿絵の背景描写を頑張ってほしかったなぁ。残念。