面白い話が読みたい!白虎編

おもしろい話が読みたい!(白虎編) (Aoitori bunko)

おもしろい話が読みたい!(白虎編) (Aoitori bunko)

青い鳥文庫の「関西作家編」アンソロジー。西だから白虎、だそうです。
はやみねかおる先生の短編が掲載されているとのことで、手に取りましたが、どれもなかなか趣向が違って面白かったです。


令丈ヒロ子先生は若おかみは小学生!の番外編。
若おかみ・おっこの願いを叶えるため(?)、魔物の鈴鬼がイトコの魔幸を呼び出すのですが、それが元でトラブルに……という、居候系ドタバタコメディの正当派スタイルだったと思います。


あさのあつこ先生はテレパシー少女蘭の短編。
道ばたにうち捨てられた道祖神の頼み事を聞く話でした。
いつか見たアニメがちょうどこのエピソードでした。この偶然を機に、既刊も読みたいです。


阿部夏丸先生の『ゆるやかな川の上より』は、ゴムボートで川を下って海まで行こうと計画する少年3人の話。
うーん、親にきちんと報告の上、ライフジャケットは着て欲しかったな。
子供だけの川下りは危険です! ほんっとに危険ですよ!!


那須正幹先生の『幽霊屋敷のなぞ』は、探偵モノ。
古い屋敷のそばで目撃される白服の女の幽霊の謎を解くよう、栗原探偵事務所の父娘が依頼されるお話でした。オチがカワイイ。でもお父さん、ちょっとなさけない……。


はやみねかおる先生の『出会い+1』は、年齢性別正体不明の怪盗クイーンと、その友(部下?)ジョーカーの過去と出会いのお話。ついでに、夢水教授がまだ教授だった頃のお話。
夢水教授シリーズしかまだ読んだことがありませんでしたが、怪盗クイーンも読みたくなりました。


やっぱり児童書が好きだなぁ。