クトゥルフ神話TRPG

クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ2010 (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

クトゥルフ神話TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

最近、モンハンがらみでお世話になっている方が、「ミステリー仕立てのTRPGに参加したい方はいますか？」との発案を受けて、遊んで参りました！
クトゥルフTRPGなんて、何年ぶりだ〜！？
調べてみたら、２００３年１２月に遊んでいました。ぶはっ……７年前かー。平成版ルールが出る前の話ですね。

それはさておき、今回のお話はといいますと、お宝探し番組の収録という名目で無人島に行くのですが、そこで怪奇的な連続殺人事件が勃発するという趣向です。
「クトゥルフ」といいつつ、キーパーさんのオリジナルルールがたっぷりです。

まず、ランダム孤島マップ。
スタート地点から隣接するカードをオープンにし、探索することで島の全貌が明らかになります。
そして、その場所で食料を調達しつつ、高波や謎の毒ガス兵器や暴れイノシシの襲来などに怯えながら、お宝や手がかりを探し、謎を解かねばなりません。
飢えるのが先か、真犯人に殺されるのが先か……！

そして、完全配布制キャラクター。
表の設定と裏の設定を使い分け、周囲の動向をさぐりながら、それぞれ自分の目的も果たします。
情報を伏せすぎると、物語の裏事情がわからないのですが、一気に情報公開すると犯人に襲われてしまう可能性も……。

あと、当日の昼に「混ぜて混ぜて！」と、呑んだくれのおっさん的プレイヤー（我らよりは年下ですが）が緊急参戦したのですが、もはや女子高生アイドル枠しか残っていなかったという悲劇。
何をやっても怪しい。何を言ってもおかしい。何を考えてもけなされる。
ああ、これが「いじられキャラ」というものですね。
キーパーさんから「お願いだから死んで？」と言われてました。どんだけ深い友情で結ばれてるんスか……。
しかし彼女は瀕死になりつつも最後までしぶとく生き残り、最後はサバイバルアイドル女優という新しいジャンルを切り開きました、とさ。

……というわけで、今後も同じシナリオで遊ぶとのことだったので、物語の詳細は明かせませんが、とても楽しかったです。
雰囲気的には、「金田一少年の事件簿」などのキャラクターをそれぞれがアドリブで演じる感じに近いと思います。しかも、誰が探偵役かわからない状態で。
色々な推理小説やアドベンチャーゲームからのリスペクトが見られたので、そういう点でも興味深かったですね。
またクトゥルフ遊びたくなったわー！

今回のプレイヤーにお勧めのクローズ・ド・サークル（広義の密室）小説。

インシテミル (文春文庫)