警視庁幽霊係と人形の呪い

警視庁幽霊係と人形の呪い (ノン・ノベル)

警視庁幽霊係と人形の呪い (ノン・ノベル)

天野頌子先生の警視庁幽霊係シリーズ5作目。
呪いの人形とサイコメトラー高島警部の対決であり、過去との決別する話だったと思うけれど、柏木警部補が後継者候補を見つけてウキウキぬか喜びする印象の方が強かったりして。


自宅そばに焼死した老女の幽霊が出るという警官に出会った柏木は、彼を次期幽霊係に抜擢すべく、助力することにします。
老女の霊は飼っていた犬を探しており、手がかりを掴むため、自宅にあった日本人形を高島警部に託すのですが、その人形は高島の亡き妹が所持していた品で、しかも曰く付きのものであることが判明します。


にしても、この物語でラブロマンス展開があったのかぁ……。
元彼幽霊がイイ男すぎて、ヘタレな柏木君は自分からはとてもとても手を出せないだろうね。
「いずれ酔った高島に押し倒される」に一票。
なかなか面白かったです。だんだん結花ちゃんの影は薄くなっていますが……。