Q.E.D.とC.M.B.
加藤元浩先生のミステリーコミックが今回も2冊同時発売です。
毎度思うけれど、先生は大変だろうなぁ……。
確かに2冊同時発売の方が目立つから、売れ行きも上がりそうですが。
Q.E.D.証明終了(37) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 加藤元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/15
- メディア: コミック
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【殺人講義】FBIのプロファイリング講習会の研修施設で、警官の一人が殺される。プロファイラーの久谷はプロファイルを駆使して犯人を割り出してゆくが……。
【アニマ】アニメ原画を拾いアニメ制作スタジオに届けるが、そこにはその原画があった。そして、一人の女性スタッフが辞めた原因とは……。
プロファイリングも万能ではなく、どう効率的に使うかという事が重要、というのは、色々な分野のツールについて言えることだよなぁ、と思いました。
アニメ界の実情の話は、すごくリアルでした。漫画界も似たようなものだと思いますが。ジブリが固定給にしたのは本当に画期的な事だったんだなぁと。
日本が誇る文化のアニメと漫画がこんな状態では、全くもって世界に誇れないと思うのです。
ちなみに、某出版社では、漫画家のアシスタントも準社員扱いだそうです。
C.M.B.森羅博物館の事件目録(15) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 加藤元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/15
- メディア: コミック
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【アリアドネの糸】木造のミノタウルスの像が動く伝説の真相。
【魚釣り】釣りの最中に麻薬検挙の現場に遭遇するが、肝心の麻薬が見つからず……。
【スタン】森羅の2人目の父親が、消えた女神像を探して来日する。
【キルト】家の事情で親友の恋人と結婚することとなった女性が、彼女がキルトに残したメッセージを解いて欲しいと頼む。
相変わらず質の高いミステリーで、短編なのがもったいないくらいです。
特に【キルト】は良かったですね。
脳天気に見える森羅ですが、人を傷つけることには人一倍敏感なんですよね。できればカラーで見てみたい話でした。
そして、森羅の最後の父親はいつ出てくるのかな。
型にはまらぬ野生児系、頑固一徹不屈系と来たら……あとは超絶美形クール系か?!