闇のイージス14〜16巻
作・七月鏡一先生、画・藤原芳秀先生。鉄壁の盾を持つ護り屋イージスのお話。
できれば14〜16巻は一気に読みたいところです。
イージスの宿敵である蝶がとうとう登場しました。傷ひとつない普通のお爺ちゃんだったから逆に怖い。
理解不可能な事をする人間なので、きっとどんな顔だったとしても、しっくり来なかったと思うけれど。
蝶の登場によって、テロがクローズアップされています。正直、9・11の記憶もいまだ鮮やかで、素直に楽しむまでの余裕はなかったかな……。
実際にこのような事態に陥ったら、日本はどうするんだろう。
常識の足りないマスコミは大嫌いなのですが、七月先生もそうなのだろうか。テロ行為を生中継しようとしたヘリが落とされた時は、ちょっとだけ「落とされて当然」と思った自分がいて自己嫌悪しました。助かって良かった。
どのような仕打ちを受けても、闇に染まりきらず、敵である子供に自分の息子を重ね合わせて護りきった時のイージスの表情にはうるっと来ました。
外伝のジーザスの過去は、裏切り、喪失、そして復讐……と、やはり痛い。
未来に水谷センセが現れるのを知らないと、辛すぎるなぁ。
- 作者: 七月鏡一,藤原芳秀
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【虚無への道標】イージスは爆弾テロリストからの依頼を受け、テロリスト集団"セクト"と守渡刑事から追われることとなる。
【黄昏時の罠】少年から依頼を受け、アナは虐待されている少女の家へ向かうが、既に少女はどこかに連れ去られた後だった……。
【9・11】テロを防げなかった元FBI特別捜査官のアーネストは、何かをまいている少女と出会う。その背には十字架の傷が……。
- 作者: 七月鏡一,藤原芳秀
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【暗殺者たち】ゼロとジーザスが対峙する。しかしそれは何者かによる罠だった。
【バッドランド】唯一の手がかりを追って、人工島"海ほたる"へと訪れたイージスと水原。しかし、爆破によって地下通路が遮断され、完全に"蝶"に支配された"孤島"となる。
どうでもいいのだけど、甲斐さんの補佐官の女性の髪型がメッチャ気になる……。
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【黄昏に飛べ】"蝶"を狙うジーザスとゼロに加え、イージスの情報を元にSATも"海ほたる"へと突入し、大激戦が繰り広げられる。そして、"蝶"を追いつめたイージスは――。
【JESUS:兎の檻】かけがえのない仲間たちを失った”J”という男が、復讐を誓う物語。