待ち合わせは甘味処みつばち(却下)

予定通り秘神大作戦を遊びました。

わたしは操神使いの女学生、山野辺瑞穂。
元は地主であり、大正に入ってからは不動産、質屋なども広く手掛けていた両親が亡くなり、天涯孤独の身の上ですが、父が立派なお屋敷と使用人たち、それから“鉄神・豪力王”を残してくれたので淋しくなんかありません。


このゲームは、こういう身の上が自動的に決まるようになっています。かなり楽しいです。


「俺の母親は死んで、自分とは気の合わない父が再婚したので家出するよ。再婚相手は連れ子がいっぱいいて、義理の兄者たちは俺の父と気が合うような嫌な奴ばかりなんだけど、義理の妹だけは俺の味方なのです
「血の繋がった兄に対しては“お兄さま”と呼ぶのだけど、あなたの事だけは“尚哉さま”と呼ぶわけですね!」
「お前ら、このゲームに萌えは必要ねえって言ってるだろ! むりやり萌えを作り出すな!」


旦那さま曰く、「このゲームのキャラクターは、大きく分けて2種類。操神使いとそれ以外です」……との事。
操神以外の人は、神を身体に宿して戦うのですが、操神はロボットです。この操神キャラクターだけが独特なんですね。
それにしても、この操神のルールは分かりにくい!
ルールブックには「起動はPCが行い、アーツ等の判定は操神の能力値で行う」みたいな事が書いてあるのですが、命中基本値ってのもあるのです。いつどれを使えばいいのか、曖昧すぎ。
独断脳が起動して、「まずPCの能力値で操神への命令が成功したかどうかを判定し、成功したら命中基本値に3d6を足して攻撃、防御や回避は操神の能力値を使う」という事にしてますが……誰か、誰か、本当の所を教えてプリーズ!
大体、ネットで配付してるエラッタとQ&Aが多すぎです。プリントアウトしたら、一冊の本みたいになりましたよ、もう。


ルールブックの記述はトホホですが、システムはとても楽しいです。
3d6を振って、ゾロ目が出るとクリティカル。1・2・3、もしくは4・5・6が出るとファンブル。クリティカルは確率36分の1ですが、ファンブルは18分の1なのね!
そのかわり、賽の目が2つまで揃うと神縁を2d6分つぎ込んでクリティカルにすることができます。クリティカルになると、ダメージは2倍!(……って、2倍にしてなかったよ、マスター!)
この神縁がないと神の力が使えなくなり、マイナス10以下になると神に乗っ取られてNPC化するので、コントロールが必要ですけどね。
でも、ファンブルすると神縁が1d6分回復すると、ゲーム後に気がつきました! 運がない上に神縁のキャパが少ないキャラクターがいたのですが、これで一安心です。良かったね、不幸な特務将校さん。


戦闘はなかなか盛り上がりました。あとは、エラッタがちゃんと補完されて、理解しやすいルールブックになれば、かなり面白いゲームではないのでしょうか。