暖かい頭。

遊びに来た友達の1人の頭が、やけにサッパリとしていました。
まるで少林寺拳法の使い手のごとく、もしくは20年くらい前の野球部員のごとく、肌色が透けています。
「何事ですか、その頭は?!」
「床屋でですね〜、『いつもより短かめにお願いします』って頼んだら、この有り様ですよ。俺、頭とんがってたんだ〜、って初めて知っちゃいましたよ。床屋の兄ちゃんも『明日から、し、仕事に差し支えありませんか?!』ってビビっちゃってんの。
一番ビビったのはコッチだっつの!


彼の頭を撫でると、ホカホカ暖かかったです。