ハウルの動く城シリーズ。

スタジオジブリの次回作という事で、魔法使いハウルと火の悪魔*1という本を読んでみました。

呪いをかけられて90歳の老婆に変えられた18歳のソフィーと本気で人を愛することができない魔法使いハウルとの、ちょっと奇妙なラブストーリー
(帯の煽り文より)

「ラブストーリー?」と思いつつ読んでみたら、本当にラブストーリーでしたね。継母と3人の娘たちに恋人ができたからなぁ。
自分に自信を持てないソフィーが、やりたい事ができない理由をどんどん連ねて、自らの言葉でミジメになっていく様を見ると、ドキッとしました。ちょっと自分に重ねちゃったかも。
90歳になって落ち込むどころか、「年寄りになっちゃったんだから、やりたいようにやらせてもらうわよ!」とばかりに開き直って、大胆になっちゃうところが面白いですね。


舞台は、魔法というものが普通にあって、パラレルワールドも出て来るファンタジー世界。
前半は魔法使いハウルの性格にちょっとびっくりしました。可愛い女の子が大好きで、争い事が嫌いな優男なんですよ。とっても怖がりで、それでいてその事を自覚していて……。後半の魔法戦はなかなか派手ですけどね。
個人的には、火の悪魔カルシファーが非常にお気に入りです。可愛いです。弟子のマイケルくんも可愛いです。
「90歳のお婆さんが主人公っていかがなものだろう」と思っていましたが、なかなか面白そうですよ。


でも、声優陣はちょっと不安。ハウルの声がキムタクだなんて、イメージが…!