ハウルの動く城シリーズ、その2。

魔法使いハウルと火の悪魔の姉妹編、アブダラと空飛ぶ絨毯*1を読みました。
前作とは違い、今回の主人公は夢見る男性アブダラ。魔神にお姫さまをさらわれ、魔法の絨毯と精霊の入った瓶を使って追いかけていく、というアラビアン調なお話です。
でも、前作の主人公のソフィーや、魔法使いハウルなど、主要なキャラクターがどんどん出て来ます。たくさんのものに魔法がかかっているので、わりと最後の方までワクワクしました。
個人的には、前作よりも楽しめましたね。でも、より楽しむためには、前作から読んで欲しいと思います。


ちょっと気になっているのですが、今度のジブリの映画“ハウルの動く城”では、何やら城に“足”がついているんですよ。
天空の城ラピュタとネタがかぶるからだと思うのですが、こちらの姉妹編では“空を飛ぶ”という事がわりと重要なので、そういう所をいじるのは何だかなぁ、という気も……。
足がついている城というのは個性的で、動きもジタバタと可愛いとは思いますけどね。

*1:アブダラと空飛ぶ絨毯 ISBN:4198607516