勝った!

高校野球の決勝戦、初めて北海道の高校が優勝しました!
相手は春も優勝して、ニ連覇を狙う済美高校。初回で大量に得点を入れられた時は、つい「もう駄目だ!」と思っちゃったのですが、駒大苫小牧の球児たちは「どんまい、こっちも取りかえせば良いんだ」とばかりに次々と打ちまくって、終わってみれば“13対10”という乱打戦でした。
済美高校もピッチャーが一人しかいないのに、連日の試合でよく投げました。ピッチャーを休ませるためにマウンドに立った選手も、立派だったと思います。


北海道の冬は、野球ができるようなグラウンドではないから、そのハンディを背負った中での優勝は、本当にすごいと思います。
わたしが高校生だった頃も、雪の日は野外部活の選手たちが校内の階段を何度もダッシュで昇り降りしていたのを覚えています。体育館はバレー部とバスケ部に占領されているから、残っているのは階段しかないんですよね。そして、雪が止んだら、部員たち全員でグラウンドの雪をかき、踏み固めて、走れる場所をつくるのです。
私立だから、もうちょっとマシな施設はあるのかもしれませんが、北国の冬って基本的にそういうものなんですよね。
だから、リリーフのピッチャーが最後のバッターを打ちとった時には、思わず感動して涙ぐんでしまいました。よく頑張ったね、って。
あの瞬間、北海道ではオリンピックよりも視聴率が高かったかもしれませんよ。