Curious George

Curious George
H.A.Rey

アフリカで暮らしていたおさるのジョージを気に入った黄色のおじさんは、自分の家まで連れ帰ってしまいます。好奇心の強いジョージは、何でもまねをしてトラブル続き。とうとう、刑務所に入れられてしまいます。
だけど、おさるだから、刑務所の屋根に登って脱走しちゃうのです!

この絵本を読んで、やり切れなさを感じたのはわたしだけなのでしょうか。
勝手にジャングルから連れ去られて、良い子じゃないからと刑務所に入れられて、最後は「動物園は住むのに良いところだ」なんて、ジャングルのサルが思いますかね。「ほらね、こっちの方が良かったでしょ?」って感じのエゴを強く感じてしまいましたよ。
そういう事を考えなければ、ドタバタコメディでそれなりに面白いです。


THE 20th Century Children's Book Treasury の中の、YOUNGER 向けの一作。
邦題は『おさるのジョージ』、もしくは『ひとまねこざるときいろいぼうし』です。