怖い漫画。

わたしは、とにかく怖いものが苦手です。怖い漫画も苦手です。
この間、友達と電話をしていて、「鋼の錬金術師で、焼死体が出て気分が悪くなった」というような話になったんですよね。わたしも鋼の錬金術師を読んでいるのに、全然その話を覚えていなくて。
読み返してみたら、その死体がダミーだと先読みしていたため(あまり歓迎される読者ではない)記憶に残ってなかったみたいです。どうやら、死んだ瞬間が描かれなければセーフっぽい。


考えてみれば、グロい殺人シーンって、昔の漫画の方が多かったような気もします。北斗の拳ジョジョの第一部も怖くて、読めなかったですよ。
でも、一番怖かったのは、わたしがまだ小学生くらいだった頃にジャンプで連載されていた“メタルK”という漫画です。それが今でも時々夢に出てくるんですよ……。
主人公は金持ちのお嬢さんで、婚約者に裏切られて殺され、アンドロイドになって帰って来るんですね。
全身の皮膚は硫酸を含む特殊な物質でできていまして、感情が高ぶると全身がマシントラブル(?)で高温を発し、皮膚がドロドロと硫酸となって溶け出すのです。残るのは、硫酸でも溶けない金属でできた骨格と脳ミソのみ。こえー!!
結局、主人公は元婚約者に抱きついて、硫酸で溶かし殺す、という衝撃的な漫画でした。
そして、骨だけになった主人公に、博士がペタペタと再び硫酸物質で肉付けをするというエンディング。


一度も読み返していないというのに、脳に刷り込まれてしまっています。恐ろしい……恐ろしい……。少年誌として、あれはアリだったのか?
「悪い事すると、メタルKが来るぞー」「ギャー!!」っていうくらい、怖いです。そういう意味では、教育に役に立っているのかもしれませんが……。
主人公の顔や肉体を、手作業で見事に復元する博士もただ者じゃないと思います。