逆境ナイン。

わりと勢いで、映画を見る事になりました。
「まず映画館に行ってみて、上映されている12本のうち、到着した時間に一番近い映画でも見てみますか?」「お、いーねー」という適当なノリで行ったわけなのですが。
「次、なに?」「……鋼の錬金術師ですね」「オレ、内容知らないんだけど」「僕も知りません」ザ☆企画倒れ。
さすがに、連載中の漫画のアニメ映画は原作知らないと辛かろう。1800円を無駄にする勇気はないものね。漫画しか読んだことないですが、鋼の錬金術師はとても面白いですよ。(←フォロー)


鋼の錬金術師の代わりに見たのは、逆境ナインです。
http://www.gk9.jp/
原作の熱さと馬鹿馬鹿しさが丸ごと1本の映画に収まっていて、凄まじいの一言です。でも、感動とかはあまりない……。
藤岡弘、や、ココリコ田中が光っていましたね〜。存在するだけで面白い、ってスゴイですよね。
不屈闘志役の玉山鉄二くんもスゴイです。あの役をやっちゃっていいんですか、という二枚目さんが、内股で「ウワーン」と両手で顔を覆い泣きながら走り去る様をぜひ見ていただきたい。
さりげなく原作者も出ていましたね〜。名前は炎尾さんになっていたようですが。「案外割舌いいねぇ」「歌もうまいですしね」なんて話になった我々は、まさしくオタク。
一緒に見た仲間が、原作者の島本和彦と同じ高校出身でして、「入学した時にまず言われた事が、島本和彦が先輩だ、という事でした」……語り継がれているなぁ。ちなみに、わたしの通った高校は、同じく島本和彦の描いた「炎の転校生」の中に登場した大陸学園に踏みつぶされました。
そういえば、逆境ナインが連載されていた月刊少年キャプテン徳間書店については、いっさい触れられておらず、掲載が小学館サンデーGXになっていました。く、黒歴史ナノカ……?