津波。

相棒見るのにTVの前でスタンバってたのですが、1時間ほど前から北海道に津波警報が!
警報解除されるまで、TVにがぶり寄りでした。事と次第によっては、旦那さんのお仕事に関わってくるので……。
幸い、被害はなかったみたいですが。


津波警報から注意報に変わり、次々と戻ってくる船の映像を見て思い出したのは、北海道南西沖地震のことです。
奥尻島への津波で多くの犠牲者が出たのは、もう13年も前になるんですね。
多くの人たちが車で逃げ出そうとし、漁師さんたちは「船を守るために」船に乗り込んで沖に出ようとしたんですよね。
ところが、たった3分で津波が到着。そして、巻き込まれた多数の人々……。


たいしたことのない津波で、船を傷つけるわけにはいかないのだと思います。
津波から命を守っても、船がなければ生きていけない――ということなのかもしれません。
おそらくこれからも津波の犠牲者はなくならないんだろうな、と思いました。船に命をかける人たちがいる限り。
幾ばくかの悲しみと、諦めに似た敬意を払い、TV画面に映る船の明かりを見ていました。