キリ番、ゾロ目、そして連番。

小市民の性ですが、キリの良い数字であったり、同じ数字が並んだり、数字が昇順・降順で並んでいたりすると、無意味に嬉しいものであります。
何か特別なことが起こるわけではないのに、数字に特別な感慨をを抱くわけですね。
女の子が人の誕生日を聞きたがったり、記念日を作りたがるのも、同じ理由かもしれませんね。
何もない平凡な日より、何か特別な日だった方が、ちょっとだけ嬉しいものです。
人によっては「意味がない」と切り捨ててしまう類の事かもしれませんが――意味のない物に意味を見いだして喜ぶのも、小さな幸せだと思います。


占いの類も、偶然に意味を持たせる方法の一種でしょう。
「科学的根拠のない嘘偽り」なんて言うなかれ。
誰も占いに科学的な考証なんて求めてないでしょうね。占いで一喜一憂する乙女たちも、オカルト的な効果など誰も信じてないと思う。
疑似世界の共有というか、共通点があればほのかな安心感を覚え、珍しい結果が出たらちょっとした優越感を感じ――
つまり、小市民的プチハッピーなのだ。
それをわざわざブチ壊すのは、無粋というものですよね。


生まれてから今日で何日目?
そんなわけで、意味のない数字に意味をもたせるサイトのひとつを見つけました。
自分が生まれてからの日数を、ただただカウントするだけのサイト。
偶然ですがワタクシ、2006年12月20日が「生まれてから12345日目」なのです。
それを知った瞬間、意味もなく「もうすぐ連番だ、連番!」と小躍りです。
自己申告しない限り、誰も祝って貰えなさそうな記念日です。


1万日目まではわりとキリ番やらゾロ目やら連番は細々ありますが、12345日目を越えると、次は一気に遠くなる事に気がつきました。
20000日目=2027年12月5日(54歳)
22222日目=2034年1月4日(60歳)
23456日目=2037年5月22日(64歳)


……これを越えると、また一気に実現が難しくなってきます。
30000日目=2055年4月22日(82歳)
33333日目=2064年6月6日(91歳)
34567日目=2067年10月23日(94歳)


……4万日はいくらなんでも無理だろう。
40000日目=2082年9月7日(109歳)
いけるか? あるいは。いやいや。