居眠り磐音1巻2巻。

この間、TVでハマった居眠り磐音は、小説として出ているらしいので、さっそく本屋で購入してきました。
20巻以上出ていたので、軽く目眩がしました。
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記念すべき第1巻。
TVドラマの1話と2話にあたる原作が収録されています。
親友を2人も失い、許嫁とも別れる羽目になった国元での事件と、江戸で両替商と出会う「南鐐二朱銀事件」にあたる部分です。
キャラクターが立っていて、本当に面白かった!
TVの方では出てこない“竹村武左衛門”は、この作品の中では珍しく、怠惰な方だったりします。
竹村さんのちょっとだらけた役目は、“品川柳次郎”が合わせ持ってしまったみたいですね。
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2巻目。
実は、磐音たちを否応なくどん底に突き落とした国元での事件。
それは、清く正しい磐音たちによって藩の改革が行われ、不正が行えなくなる事を危ぶんだ宍戸派の者たちが、若い芽を摘むために手を回したものだったのです。
それを知った磐音は、江戸に出奔してなお、国元の事件に巻き込まれていくのでありました。
基本的に読み切りではあるのですが、根底ではずっと話が続いていくのですね。


時代小説ではあるのですが、元々は現代小説の作家であり、ここ最近になって時代小説に転換された方らしいので、とても読みやすいです。
こんなに早く読み終わるなら、もっとたくさん買っておけば良かった……。